湊游のひとりごと

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こんにちは。演劇教室 劇ゼミの湊です。
演劇教室を中心に講師業、脚本執筆、演劇作品の演出を仕事にしております。
今日はちょっと教室のことから離れて個人的な思いをつづる記事です。

演劇教室を運営していると沢山の子どもたちに会います。
沢山の子どもたちに会う中で、決して少なくない数の、学校が苦手な子たちと出会ってきました。
中にはもう何年も学校に行けてない子たちもいました。

そんな子たちには何か共通点があると思いますか?

答えはシンプル。ありません。

学校が好きな子も、嫌いな子も、楽しい子も、つらい子も、みんな人それぞれです。
劇ゼミでは色んな子たちが混ざって演劇作品を作る楽しさを味わい、作る難しさにチャレンジしています。
そこに学校がどうこうはありません。関係ないからです。

あなたがいて、わたしがいて、あの子がいる。
みんなフラット。同じ舞台に立つ仲間です。仲間でなくてもいいと思います。

あなたが演劇ですることは役になること、役を生きることで、
あなたが日本に住んでることとか、性別が何とか、何ができるできないとか、関係ないからです。

でもね。
そんなことをうだうだ言われて、今のつらさ、苦しさは全然消えないんだよね。

とにかく一日が終わるを待つしかない日もある。

もしかしたら保護者の方だってそうなのかなとすら思います。

かつて、自分がそうだったことがあるように。

世界が大嫌いでした。人間が大嫌いでした。自分以外のすべてがうまく回っているような気がしたから。
自分がいなくなれば上手く回るものだけで世界は満たされる。

でも、そこまで思っても自分だけ上手くいかないのがやっぱりイヤでしょうがなかった。
比べたってどうにもならないけど、やっぱり同世代のあの子のように生きていたい。
年上のあの人みたいになりたい。
でもどうにもできない。

だったらこんな世界や周りの人間なんて全部なくなってしまってほしい。
そう思うと全部めちゃくちゃにしたいから、どうしようもなく怖くて自分を閉じ込めるしかできなかった。
そしてどうにも、何にもならない自分が一番嫌いでした。無茶苦茶でした。

それを見ていた自分の親もそうだったのかもしれません。
懸命に私を支えようとしてくれた裏で無茶苦茶になっていたのかもしれません。

そんな無茶苦茶だった自分が、無茶苦茶にならなくてもいい自分を見つけることができたのが演劇との出会い。
私の人生の大きな転機でした。

今これを読んでいる方が、「今つらい人」だったとして、
あなたの見ている世界を変える力は私にも劇ゼミにもきっとないでしょう。
あなたが見ている世界を変えることができるのはあなただけだから。

ですが、もしかしたら演劇があなたを変える力があるなら…そんな思いをいつも持っています。

次回も、私についての話を書きたいと思っています。

もし、この記事を見てちょっとでも演劇って何かいいことあるのかな?と思った方は、
下の公式ラインからなんでもいいのでメッセージをお送りください。
とりあえず「今しんどいんです」って送ってくださるだけでもいいですよ。
そして、もしちょっと調子がいい日があったら、一緒に劇をして心や体を動かしてみませんか?

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